(ブルームバーグ): イランは7日、同国で拘束されていた中国系米国人の大学院生を釈放した。米当局者によると、相互の拘束者交換の一環として実施されたもので、イランのザリフ外相は米国がイラン人科学者を釈放したことを確認した。

  イラン外務省によると、米国で拘束されていたマスード・ソレイマニ氏は「スイスでイラン当局者に引き渡された」。また米政府高官によると、イランで拘束されていたシユエ・ワン氏はスイスで米国務省のイラン担当特別代表、ブライアン・フック氏に出迎えられた。ワン氏はドイツで健康診断を受けた後に帰国の途に就く。

  トランプ米大統領は7日の声明で「ワン氏は2016年8月以降、スパイ容疑という口実の下で拘束されていた。拘束された米国人の解放は私の政権にとって極めて重要なことであり、海外で不当に拘束されている全ての米国人の帰国のために引き続き全力で取り組む」と指摘した。

  ソレイマニ氏は18年にシカゴの空港で貿易制裁違反の疑いで逮捕され、有罪を言い渡されていた。

  今回の拘束者交換は、米・イラン関係が依然として緊迫する中で実現した。

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