(ブルームバーグ): 世界の為替市場に広がる前例のない平穏さを受け、投資家は同市場に対するアプローチを見直している。

  モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント(MSIM)は為替へのエクスポージャーを縮小し、テーマがより明確になるのを待っている。ポートフォリオマネジャーのジム・キャロン氏によれば、同社は為替へのエクスポージャーを1−2%と、通常の水準である5−7%から引き下げた。

  トレンドを欠く停滞状況の中、ラッセル・インベストメンツはバリューを重視し、主要通貨を敬遠して新興国通貨を選好している。ステート・ストリート・グローバルも同じアプローチを取り、北欧通貨を選んでいる。

  15日に米国の対中追加関税の発動期限を控え、投資家が今後の波乱の可能性を警戒したため、今月に入りボラティリティーは若干上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)と欧州中央銀行(ECB)の政策決定や、英国の総選挙など今後数日間のイベントも相場変動を促す可能性がある。ただ当面のところ、一部の主要通貨ペアのボラティリティーは過去最低近辺にとどまっている。

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