(ブルームバーグ): 米国株は絶好調だが、JPモルガン・チェースの分析によるとバブルにはまだ程遠い。

  S&P500種株価指数が過去のバブルと一致するパターンを示すには、下期に3700に達するか、それを超える必要があるとテクニカルストラテジストのジェイソン・ハンター 、アリックス・テッパー・フロマン両氏が13日のリポートで分析した。3700は同日終値を約13%上回る水準。

  ストラテジストらによると、バブルは12カ月の順調なパフォーマンスが2−3年続くことで始まり、1年にわたり上昇が加速する期間が続く場合が多い。1980年代後半の日本の日経平均や90年代後半のナスダック100種指数などがこのパターンに合致するという。

  ストラテジストらは「2017−19年のS&P500種の上昇率は過去のバブル形成につながったパターンにほぼ一致するといえるが、バブルと定義するには最も重要なハイペースの1年間が必要になる」と指摘した。

  さらに「バブルは当社の20年見通しの基本シナリオではない」とした上で、JPモルガンの現在の戦略は部分的にバブルを「テールリスク」と認識する組み立てになっていると説明した。

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