(ブルームバーグ): 英国のインフレ率は昨年12月に3年ぶりの水準に低下し、利下げが今月実施されるとの観測が強まった。この発表でポンドは下げ幅を広げた。

  英政府統計局(ONS)が15日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.3%上昇と2016年11月以来の低い伸び。市場予想は前月から変わらずの1.5%上昇だった。コアインフレ率も1.4%と予想に反して減速した。

  予想以上に弱いインフレ指標は1月の利下げ観測を強め、短期金融市場は30日の0.25ポイント利下げの確率を60%近く織り込んだ。8月までに利下げのある確率は100%織り込まれている。

  イングランド銀行のカーニー総裁は9日のスピーチで、金融政策委員会(MPC)は必要ならば行動する余地が十分にあると語っていた。 テンレイロ委員とブリハ委員も利下げ支持の可能性を示唆している。

  昨年11月と12月の会合で利下げを主張したソーンダース委員も15日の講演で、「比較的早期の積極的な」行動を呼び掛けた。

Weakest U.K. Inflation in Three Years Lowers Bar to BOE Cut (1)

©2020 Bloomberg L.P.