(ブルームバーグ): 香港ドルを売り持ちにしているヘッジファンドマネジャーのカイル・バス氏は、10年前にアイスランドやアイルランドを混乱させたような銀行危機が2020年に香港で起きるとみている。

  「本格的な銀行危機到来には約1年かかる。香港は今、本格的な銀行危機に見舞われようとしている」と米ヘイマン・キャピタル・マネジメントを創業した同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで述べた。

  

  ダラスを拠点とするバス氏は、香港経済がリセッション(景気後退)入りしていることや域内総生産(GDP)に対する銀行資産の高い比率、政治的混乱に伴う小売売上高の急減を指摘。ヘイマンはこうした状況のヘッジとして香港ドルに対して米ドルが値上がりする取引に賭けていると話した。

  一方で、ヘイマンは香港株の空売りはしていないと説明。中国と香港の当局が株式空売りの阻止に動くことを懸念しているためだと語った。

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