(ブルームバーグ): 米国と中国が15日に署名した第1段階の貿易合意には、中国が今年と来年、米国からのエネルギー貯蔵システムと関連部品の輸入を増やすとする条項が盛り込まれた。これによる唯一最大の受益者はテスラかもしれない。

  ブルームバーグNEFのデータによれば、ネバダ州にあるテスラのギガファクトリーは米国内最大のバッテリー工場で、全米の生産の42%を占める。生産能力で他の米メーカーはテスラに遠く及ばない。

  テスラのバッテリーのほとんどは電気自動車(EV)向けに出荷されているが、同社は大規模な送電網向けに電力を貯蔵できる大量のバッテリーパックを構築する事業を拡大している。事情に詳しい複数の関係者によると、テスラは新設した上海ギガファクトリーに、リチウムイオン電池の主要材料であるコバルトの供給を受ける契約の確保に向け交渉している。

  ブルームバーグNEFのデータによれば、中国は世界最大のバッテリー生産国。2位の米国は大きく水をあけられている。

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