(ブルームバーグ): 日産自動車の元会長のカルロス・ゴーン被告の弁護を担当していた弘中惇一郎弁護士ら法律事務所ヒロナカに所属する弁護士全員が、16日に東京地裁に辞任届を提出したと発表した。高野隆弁護士も同日付で辞任したことを同氏の事務所が明らかにした。

  「無罪請負人」として知られる弘中氏はゴーン被告の逃亡を受け、同被告と接触した上で辞任する意向を示していた。主任弁護人を務める河津博史弁護士の事務所からは回答を得られなかった。

  共同通信は16日、匿名の関係者の話として、同地裁はゴーン被告の公判を、元代表取締役グレッグ・ケリー被告や法人としての日産の公判と分離することを決定したと報じた。

  東京地検は2018年にゴーン被告やケリー被告、日産を金融商品取引法(有価証券報告書の虚偽記載)違反の罪で起訴していた。刑事訴訟法では、軽微な犯罪を除いて被告人が公判期日に出頭しないときは開廷することはできないと定められている。

  

(高野弁護士の辞任について追記して記事を更新します)

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