(ブルームバーグ): 半導体の受託生産で世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日公表した1−3月(第1四半期)の売上高見通しはアナリスト予想を上回った。2020年に見込まれる第5世代(5G)スマートフォンの本格展開が成長を後押しするとの期待を示した。

  1−3月の売上高見通しは102億−103億米ドル(約1兆1200億−1兆1300億円)。アナリスト予想は96億米ドルだった。

  昨年10−12月(第4四半期)の純利益は1160億台湾ドル(約4260億円)と、最も強気のアナリスト予想を上回った。米アップルや中国の華為技術(ファーウェイ)など顧客企業によるスマートフォン用先端半導体の採用が寄与した。

  今回の好決算はTSMCが韓国のサムスン電子や米インテルに対する市場での主導権を維持するため、技術にどのように投資しているかを示した。今後の5Gスマホ普及を見込んで19年は約150億米ドルを技術や生産能力に投じ、今年は最大160億米ドルを投資する方針。

  サプライチェーンでの影響力とその立場からテクノロジー業界の指標となっているTSMCは、5Gスマホの到来がこれまでにないデバイス半導体の増加につながると説明している。

(会社側の売上高見通しなどを追加し更新します)

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