(ブルームバーグ): モルガン・スタンレーの2019年10−12月(第4四半期)は、既に決算を発表した他の大手銀行と同様に債券トレーディング収入が市場予想を上回り、前年同期の2倍強に急増した。通期利益は過去最高となった。

  16日の決算発表によると、株式トレーディング収入はほぼ変わらず。合併助言と株式・債券引き受けの手数料収入はアナリスト予想を上回った。

  ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「全社の収入は4四半期連続で100億ドルを超え、通期の収入と純利益は過去最高となった」と説明した。

  第4四半期の債券トレーディング収入は12億7000万ドル(約1400億円)と、前年同期のほぼ2.3倍に達した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は67%増だった。

  株式トレーディング収入は19億2000万ドルで、アナリスト予想をわずかに下回った。

  投資銀行業務の収入は11%増の15億8000万ドル。引き受け業務が好調だった。アナリストは合併助言収入の減少と引受手数料の増加を見込んでいた。

  ウェルスマネジメント部門の収入は11%増の45億8000万ドルと、予想を上回った。ゴーマンCEOの下でモルガン・スタンレーは金融危機後、ウェルスマネジメント事業拡大を最優先目標に据えてきた。

  第4四半期の純利益は46%増の22億4000万ドル(1株当たり1.30ドル)。税効果を除いた1株利益は1.20ドルとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の1.02ドルを上回った。

  通期収入は前年比3%増の414憶ドル。

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