(ブルームバーグ): embargoed do not move

17日の外国為替市場でポンドは英国のさえない経済指標を受けて軟化した。イングランド銀行(英中央銀行)が今月にも利下げに踏み切るとの見通しが強まったためだが、ドイツ銀行はこれが長期的な緩和サイクルの始まりになり、ポンドへの下落圧力は強まる可能性があるとみている。

  ドイツ銀行のグローバル為替調査責任者(ロンドン在勤)のジョージ・サラベロス氏は、1月の利下げを見込んでいるばかりでなく、3月にも追加利下げがあり、量的緩和の開始もあり得ると見込む。

  サラベロス氏は17日にブルームバーグテレビジョンでポンドの見通しについて話し、「選挙後の反発は多少あっても、それが持続するとは思わない。イングランド銀行が量的緩和を恒久的に続けざるを得なくなるリスクがある」と述べた。同氏は2015年、ポンドが今後数年間に1985年以来の安値を付けると予想し、的中させたチームの一員だった。

  サラベロス氏によると、1ユーロ=0.85ポンド前後の現水準ではポンドに割高感があり、0.87−0.88ポンド付近へと動くはずだという。ドイツ銀行はポンドにネガティブだとも述べた。

  「英国経済はリセッション(景気後退)に入り、経済指標は今のところその方向を指している」と主張。「弱い英経済の背後にある根本的な要因は、欧州連合(EU)離脱だ。EU離脱を巡る不透明性は晴れない。それが現実だ」と論じた。

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