(ブルームバーグ): 中国の国家発展改革委員会(発改委)は今後5年間でプラスチックの生産と使用を削減し、世界最大級のプラスチック汚染の抑制を図る。

  発改委が19日発表した計画によると、主要都市のスーパーマーケットやショッピングモール、各地のフードデリバリー・サービスで使われている非分解性プラスチック製レジ袋の使用を今年末までに禁止する。

  2022年までには電子商取引や速達便、持ち帰り用食品での使い捨てプラスチックの使用を大幅に削減する。また、25年までにプラスチック製品の生産、流通、消費、リサイクル、廃棄のシステムを確立する。

  世界で人口最多の中国でプラスチック使用が増加している背景には、オンラインショッピングやフードデリバリーのアプリが農村部でも日常生活の一部になったことがある。フードデリバリーのオンライン注文は簡単で、待ち時間は10ー15分程度にすぎないことから、使い捨てのプラスチック製バッグや容器などの利用が増えている。

  発改委はさらに、中国がプラスチック廃棄物の輸入を完全に禁止すると表明。その期限は明示していない。このほか、非分解性で使い捨てのプラスチック製ストローを年内に全国的に禁止し、25年までに都市部でのテークアウトサービスによるこうしたプラスチック製品の「消費の度合い」を3割減らす目標も掲げた。

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