(ブルームバーグ): 三菱電機は20日、ネットワークが第三者による不正アクセスを受け、個人情報と企業機密が外部に流出した可能性があると発表した。防衛や電力、鉄道などについての機密性の高い情報は流出していないという。

  発表によれば、昨年6月28日に端末の不審な挙動を認識し、対策を取った。現時点で被害や影響は確認されていないとしている。

  菅義偉官房長官は記者会見で「防衛装備品や電力関係などの機微情報の流出はないことは確認済みであるという報告を受けている」と述べた。また三菱電機からの情報として、不正アクセスにより採用応募者や社員に関する個人情報、営業・技術関連情報などが外部に流出した可能性があると説明した。

  情報流出については、朝日新聞が20日付朝刊で報道していた。三菱電株は一時、前営業日比2.1%安の1551.5円まで売られた。

  国立研究開発法人・情報通信研究機構の調査では、2018年に日本でインターネットに接続している機器がサイバー攻撃を受けた件数は約2121億件と、前年から41%増えた。1台当たりにすると、約79万件。調査はインターネットの住所であるIPアドレス30万カ所で行われた。

(株価の動きや官房長官の発言を追加して更新しました)

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