(ブルームバーグ): 24日の東京株式相場はTOPIXが小幅に続落。中国で新型ウイルスの死者や感染者が増加して不安が広がり、経済への悪影響がやや警戒された。自動車や小売が安く、米長期金利の低下を背景に保険や銀行など金融株も下落。

  セゾン投信の瀬下哲雄運用部長は、過去の重症急性呼吸器症候群(SARS)と比べて致死率が低いことなどから、「投資家は新型ウイルスの影響が一過性なのかを見極めようとしており、リスク取ることも落とすこともできない状況」と話した。

  米インテルが市場予想を上回る売上高見通しを示したことで半導体関連が買われ、小高く取引を開始。しかし、中国で新型ウイルスの感染拡大が伝わると失速し、主要指数はマイナス圏に転じるなど方向感に欠けた。

  松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、新型ウイルスについて「中国市場などが春節で休場となり、ダイレクトな影響が見えにくい。警戒感はいまだに強い」と述べた。中国市場は30日まで休場。   

東証1部33業種は保険、証券・商品先物取引、銀行、海運、小売、ゴム製品、輸送用機器などが下落率上位不動産、陸運、サービス、医薬品は上昇東証1部売買代金は1兆8104億円と5日連続で2兆円を下回った

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