(ブルームバーグ): 通常なら活況を呈している香港の不動産市場に、急ブレーキがかかった。新型コロナウイルス懸念が市民の生活に影を落としている。

  センタライン・プロパティー・エージェンシー(中原地産)のデータによると、春節(旧正月)後3回の週末で10大住宅団地の販売戸数はわずか13戸にとどまった。

  ミッドランド・リアルティー・インターナショナル(美聯物業)の住宅部門の最高経営責任者(CEO)、布少明氏は「買い手は様子見姿勢だ。掘り出し物を見つけた場合にだけ行動する」と指摘した。

  ただ、売り手は大きく値引きをする気はないもようだ。新型ウイルスの流行が長期化せず、世界で最も住宅購入が困難な市場である香港で需要がすぐに回復すると予想しているためだ。センタラインによると、中古市場の価格は1月19日から2月2日の間に0.8%上昇した。

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