(ブルームバーグ): 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、携帯電話関連業界で最大の見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」への出展を断念する大企業が相次いでおり、主催者側は対応に追われている。

  バルセロナで2月24日に開幕するMWCへの出展取りやめを発表したのはインテルや台湾の聯発科技(メディアテック)、AT&T、 シスコシステムズ、スプリント、エリクソン、ソニーなど。

  毎年恒例のMWCを主催する国際的な業界団体GSMAの理事会は14日にビデオ会議を開き、相次ぐ出展中止について議論し、緊急時対策を検討すると事情に詳しい関係者1人が匿名を条件に話した。GSMAの担当者はコメントを控えた。

  こうした出展見合わせで、業界の年間行事のハイライトである同イベントが予定通り開催できるか疑念が浮上している。これまで33年の歴史で中止になったことはなく、実際にそうなれば誰がコストを負担するかという厄介な問題が生じる。

  GSMAは今月9日時点ではMWCを開催する方針を確認していたが、参加者には開催前の2週間以内に中国本土に立ち入りしていないことの証明を求めている。来場者が10万人を超えると見込まれていた中、GSMAは握手自粛の勧告や体温スキャナーの導入、プレゼンテーションエリアでのマイクの定期的交換といった衛生対策を強化する姿勢を打ち出していた。

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