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●TOPIX小幅安、新型肺炎で業績改善期待が後退−金融安く通信高い

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  東京株式市場ではTOPIXが3営業日続落。新型肺炎による企業業績への影響が引き続き不安視され、化学やゴム製品、保険など金融株が安い。ソフトバンクグループなど情報・通信や半導体関連は上昇し、日経平均株価は反発。

  野村証券投資情報部の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは、春節明けの中国で新型肺炎の影響により生産活動の立ち上がりが鈍いことから、「日本企業の業績にも影響が出てくることが懸念される」と話した。1−3月期業績が回復するとの見方が後退したと同氏はみる。

東証1部33業種ではゴム製品、建設、保険、医薬品、化学、銀行が下落率上位情報・通信、電機、精密機器は上昇東証1部値上がり銘柄数は796、値下がりは1275

●債券下落、米長期金利上昇を受けて売り圧力ー物価連動債入札は順調

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  債券相場は下落。新型ウイルスの感染拡大に対する過度の懸念が後退し、米国の長期金利が時間外取引で上昇したことを受けて、売り圧力がかかった。10年物価連動国債入札の結果は順調だったが、相場全体への影響は限られた。

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

あえて言えば新型ウイルスの感染率がそれほど高まらず、世界的な懸念が若干弱まり、東京時間の米国債先物が売られた株式市場が堅調、中国株は底打ちし始めている。香港株はSARS(重症急性呼吸器症候群)時の下げ幅を一気に織り込み、材料出尽くしのような値動きパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言は、ウイルスの影響を注視するが、すぐに利下げに動くわけでもないといった姿勢

10年物価連動債入札

最低落札価格は102円30銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値を10銭上回る投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.75倍と、前回の3.43倍から上昇野村証の中島氏これ以上は売られないだろうというところまで割安化していたため、市場予想対比で強めの結果になったただ、物価連動債で10銭は振れの範囲、相場への影響もあまりない

●ドル109円後半、新型肺炎にらみ−NZドルは中銀の据え置き予測で急伸

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台後半で小動き。堅調な株価が相場の支えとなったものの、新型コロナウイルスの感染状況の収束時期や経済的影響に対する不透明感が上値を限定的にした。ニュージーランド(NZ)ドルは急伸。NZ準備銀行(中央銀行)が利下げの可能性を示唆しなかったことから、買いが強まった。

三井住友銀行NYトレーディンググループの 下村剛グループ長

中国株が崩れていないことが一応の安心感につながっているし、米国でも経済指標がしっかりしたものが続いており、全般的に不透明感は完全に払拭できないながらも、リスクオン方向への値動きが優勢ただ、新型ウイルスの沈静化などまだ出てきていない状況で、ウイルスの話が始まる前の高値でもみ合った110円20−30銭から上を攻めて行くにはまだ材料不足

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