(ブルームバーグ): ユーロ圏の鉱工業生産は昨年12月に大きく減少した。域内製造業が2020年に向き合う現実がいかに厳しいかを強く示唆した。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が12日発表した12月の鉱工業生産指数は前月比で2.1%低下。約4年ぶりの大幅低下で、有意な回復の勢いが表れるかに疑問が生じそうだ。ユーロ圏の10−12月(第4四半期)経済成長率は0.1%増にとどまり、年初からは新型コロナウイルスの感染拡大が景気見通しを押し下げている。

  12月の鉱工業生産は一時的な要因で落ち込んだ可能性もある。フランスでストライキやデモ活動が繰り返されたほか、ドイツでは祝日が建設作業に響き、生産減の一因となった。

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