(ブルームバーグ): クルーズ船運航会社の米カーニバルは、新型コロナウイルスの感染拡大で業績に重大な影響が及ぶとの見通しを示した。

  カーニバルは12日の発表資料で、新型ウイルスによる2020年度(2020年11月終了)業績への完全な影響についてはまだ推定できないと説明。現時点でアジア事業を停止する計画はないものの、4月末まで同事業を全面的に停止した場合、20年度通期の利益は1株当たり55−65セント押し下げられると予想した。

  その上で、新型ウイルス問題の影響を和らげるための対応策を検討中だとし、3月の第1四半期(19年12月−20年2月)決算発表時に最新の情報を説明するとした。

  新型ウイルスの感染問題を巡っては、カーニバルが運航する「ダイヤモンド・プリンセス」号が乗員・乗客の検疫のため横浜港に停泊中。また同社傘下ホーランド・アメリカ・ラインが運航する「ウエステルダム」号は、これまで日本を含め複数の国に入港を拒否されてきたが、12日にカンボジアが受け入れに同意。13日に入港する。

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