(ブルームバーグ): 12日の米株式相場は上昇。新型コロナウイルスの感染拡大に減速の兆候が見られ、世界経済はその影響を克服できるとの楽観が強まった。米国債は続落。

  S&P500種株価指数は3日続伸し、最高値を更新。ダウ工業株30種平均とナスダック総合指数も終値ベースで新高値を記録した。中国・湖北省で確認された新型ウイルス感染者数は、今月最も小幅な増加にとどまった。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%高の3379.45。ダウ平均は275.08ドル(0.9%)高の29551.42ドル。ナスダック総合は0.9%上昇。ニューヨーク時間午後4時56分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.63%。

  エセックス・ファイナンシャル・サービシズのチャック・クメロ最高経営責任者(CEO)は、「新型ウイルスは不確実要素ではあるが、どちらかといえば対処可能な不確実性とみえ、市場もそのように受け止めているのだと思う」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。新型ウイルスの感染拡大にペース鈍化の兆しが出たとの見方から、売り一巡感が広がり、約6週間ぶりの大幅上昇となった。新型肺炎と疑われる新たな症例が中国・湖北省で減ったことを政府データが示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は1.23ドル(2.5%)高の1バレル=51.17ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は3.3%高の55.79ドル。

  TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は「ウイルス懸念がピークを付けた可能性を市場は織り込んでいる」と指摘した。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、金価格が今後3カ月で1600ドルを超えると予想、見通しはポジティブだと指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%高の1オンス=1571.60ドルで終了。

Oil Posts Biggest Gain since Early January on Easing Virus Fears(抜粋)

PRECIOUS: Gold ETF Holdings Extend Record Rise Amid Virus Worry(抜粋)

(市場関係者コメントを追加、相場を更新します)

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