(ブルームバーグ): 債券相場は下落。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果を受けて、午後に売りが優勢となった。来週後半まで日銀の買い入れオペがない一方、国債入札が続くことによる需給悪化が意識されたことも売り手掛かりになったとの声も聞かれた。

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

日銀の残存1−3年オペの応札倍率が前回から高水準に跳ね上がったのは、前日の短期国債買い入れ額が予想の下限だったことで短国の需給が悪化し、1−3年に波及するとの連想が働いた先物は昨日売られた流れが続いていることに加え、オペ結果も売り材料に21日まで日銀の買いオペがなく、その間に入札が続くため、需給の悪さを意識して先物でヘッジ売りの動き

国債買い入れオペ

対象は1年超5年以下、5年超10年以下、変動利付債で買い入れ額はいずれも据え置き残存1−3年の応札倍率は4.27倍と2019年8月以来の高水準、残存3ー5年は3.27倍、5ー10年は3.52倍に上昇し、売り圧力の強まりが示された備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

他市場動向

東京株式市場では日経平均株価が33円48銭安の2万3827円73銭で引けた。ドル・円相場は1ドル=109円台後半で推移湖北省のウイルス感染急増、「臨床診断」追加で−市民の怒り増幅か

新発国債利回り(午後3時時点)

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