(ブルームバーグ): 米ハイフリークエンシートレーディング(HFT、高頻度取引)業者XRトレーディングとオールストン・トレーディングの人員削減が、さらなる合理化の前触れとなる可能性がある。ヘイマイヤー・トレーディング・アンド・インベストメンツのクリストファー・ヘイマイヤー最高経営責任者(CEO)が指摘した。

  ジャンプ・トレーディングなど少数の大手が牛耳る30兆ドル(約3300兆円)規模のシカゴ先物市場で、中小業者は苦しい立場に置かれている。

  米先物業協会(FIA)の役員を10年以上務めるヘイマイヤー氏によれば、技術コストが中小業者にとって極めて高くつき、新興企業が生き残る力を試す厳しい条件の一つとなっている。

  ヘイマイヤー氏は「それにより中小業者がゲームを続けることが厳しく困難になっている」と述べ、一連の人員削減は「より広範なトレンドの一角にすぎず、次の波が来ようとしているように思われる」との見方を示した。

  XRトレーディングは昨年暮れにかけて全従業員の約10%に相当する約20人を解雇し、アジアからほぼ撤退すると同時に通貨取引もやめたと関係者の1人が明らかにした。オールストン・トレーディングも全従業員の20%に当たるトレーダーとサポートスタッフ合わせて最大25人を先週減らしたという。

©2020 Bloomberg L.P.