(ブルームバーグ): トランプ米大統領は12日、フィリピン政府が米国との「訪問軍地位協定(VFA)」を破棄すると前日通告したことについて「構わない」と述べた。エスパー国防長官は決定を「間違った方向への動きだ」と批判していた。

  トランプ大統領はホワイトハウスでエクアドルのモレノ大統領と会談中に、「本当に気にしていない。そうしたければ、それで結構だ」と発言。「私の考えは他の人と異なる。『どうもありがとう、これで多くのお金を節約できる』というのが私の見方だ」と説明した。

  一方で、フィリピンのドゥテルテ大統領とは良好な関係にあり、米国は過去10年にわたり過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いで同国を支援してきたとも語った。

  ロレンザーナ国防相は13日の声明で、VFAが有効の間は予定通り米軍との合同軍事演習を継続すると表明。ただ、「米軍は180日の猶予期間が終わる前に予定された演習を中止することを選ぶ可能性がある」としている。

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