(ブルームバーグ): 中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングは、新型コロナウイルスが同国の消費者や業者に重大な影響を及ぼしており、1−3月期の売上高の伸びに悪影響が出ると警告した。

  アリババは、新型ウイルスの影響で中国の生産活動が弱くなっていると指摘。多くの労働者が働けない状況にあることを理由に挙げた。 消費者が旅行や外食など任意の支出を減らしており、ウイルスは購買パターンにも変化をもたらした。1月にウイルスが流行し始めて以降に決算を発表するのは、中国の主要テクノロジー企業で同社が初めて。

  アリババが発表した2019年10−12月期の決算は好調だった。売上高は38%増の1615億元(約2兆6000億円)と予想を上回る伸びを示したほか、純利益は58%急増の523億元となった。

  ただし同社の張勇(ダニエル・チャン) 最高経営責任者(CEO)と 武衛 (マギー・ウー)最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会議で、ウイルスが従業員やサプライヤー、業者に及ぼす影響について明確な考えを示した。同社と連携する業者は従業員不足のため、通常の業務運営に戻ることができていない。

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