(ブルームバーグ): 世界各国が新型コロナウイルス感染の一段の封じ込めに取り組む中、中国は国内経済が新型コロナの影響を脱し、急ペースで回復するとの見通しを強調した。

  中国の経済政策策定を主導する李克強首相と中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露副総裁は共に、感染拡大が抑制され、経済活動が再開されたとして、楽観的な経済見通しを示した。

  陳副総裁は22日、北京で記者団に、「経済指標は第2四半期(4−6月)に顕著な改善を見せる公算が大きく、中国経済はかなり迅速に潜在的な生産水準に戻るだろう」と発言した。新たな刺激措置は発表せず、信用の伸びを安定的に維持する方針や対象を絞った緩和アプローチの有効活用を繰り返した。

  副総裁は「3月以降の支払いと預金、融資のデータに基づくと、中国の実体経済は以前からの的を絞った金融政策のおかげで幾分改善しつつある」とも述べた。人民銀は引き続き、民間や小規模企業のほか、サプライチェーンに不可欠な業者に資金が回るようにしていくとも付け加えた。

  一方、李首相は20日、景気回復を後押しし、雇用の安定を確実にするため、政府は政策を「最適化」すると表明。首相は19日、中国の大半は今や低リスクと考えられ、通常の勤務や生活に戻るべきだと述べていた。

China Talks Up Post-Virus Rebound as World Economy Shuts Down(抜粋)

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