(ブルームバーグ): 債券相場は反発。米国の長期金利が大幅に低下したことに加えて、主要国の中央銀行によるドル流動性供給などの対応を受けて換金売り圧力が一服し、買いが優勢になった。日本銀行は先週19日に引き続き、臨時の国債買い入れオペを実施した。

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

国債を現金化する動きが一服した感じ。株も国債も堅調で、米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行などによるドル資金供給拡充などの効果が出てきたFRBは換金売りしていた運用会社も支援できるようになり、ドルの枯渇が解消されていくにつれて、国債の売り圧力も減っていく一方、下落トレンドにある先物相場には機械的な売りが出やすいく、ここの売りをどうやって止めるかという問題は残っている

日銀オペ

予定外の買い入れ実施、残存3年超5年以下で3000億円、5年超10年以下で5000億円予定分の10年超25年以下は1200億円、25年超は300億円と、それぞれ金額据え置き野村証の中島氏オペの結果は残存3−5年、5−10年、10−25年ともにしっかりまだ流動性が改善しておらず、臨時オペで買い手になることで価格を付けて取引しやすくしたり、売り現先オペで機能不全に陥りかけているレポ市場に対応している備考:日銀:国債買い切りオペ一覧備考:日銀が国債売り現先オペを3年ぶりに通知ー8000億円

背景

FRBや日銀など主要中銀、ドル流動性供給の拡充で協調行動を発表20日の米10年物国債利回りは前営業日比30bp低い0.85%程度で終了、この日の時間外取引は一時0.8%割れ

新発国債利回り(午後3時時点)

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