(ブルームバーグ): 23日の欧州市場では株が下落。前営業日までの2日間の上げを失った。新型コロナウイルス感染症(COVID19)の死者はこの週末に増加し、各国首脳は対応策を一段と強化している。

  ストックス欧州600指数は4.3%安。一時は米金融当局が必要なだけ政府担保債を購入する意向を表明したことを好感して下げを縮小したが、午後に入り米景気対策法案を巡る議会の動向を見極めたいとの思惑が広がり、再び売りが活発になった。

  VBバンクのチーフエコノミスト、トマス・ギツェル氏は「現在の状況では国や中央銀行が全ての企業を救うことはできないだろう」と述べ、「国の救済策や中銀の支援策は痛みを緩和するが経済が受けた傷を短期的に癒やすものではない」と指摘した。

  同株価指数を構成するセクターの大半が下落したが、石油・ガス関連株は上昇。ロイヤル・ダッチ・シェルやトタルなどの石油企業が価格下落や需要減に対応するためのコスト削減策を打ち出したことが好感された。ここ最近の売りで特に打撃を受けている旅行・レジャー関連株は7.7%下げた。鉱業株も安い。

  欧州債市場ではドイツ、イタリア債が上昇。米金融当局の対応策が手掛かりとなった。

  イタリア債とドイツ債とのイールドスプレッドは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して200bpとなった。

  英国債はブルフラット化。イングランド銀行(英中央銀行)による買い戻しが影響した。

  ドイツ10年債利回りは6bp下げてマイナス0.38%、フランス10年債利回りは0.12%で変わらず。イタリア10年債1bp下げて1.62%。

Bunds, BTPs Rise as Fed Signals Unlimited QE: End-of-Day Curves(抜粋)

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