(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)は24日の定例オペで銀行の資金需要が急増したため、緊急流動性ファシリティーを発動すると明らかにした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で生じた金融市場のストレスに対処する措置を追加する。

  英中銀は、条件付きタームレポファシリティー(CTRF)を3月26日から4月2日まで実施すると発表した。CTRFは資金を3カ月間貸し付け、既存のファシリティーを補完する。2014年の設定以来、活用されたことはこれまでなかった。「極めて重要な金融サービスに生じている混乱のコストを抑え、金融の安定を支える」取り組みの一環だと、英中銀は説明した。

  24日実施した週間のオペには106億6000万ポンド(約1兆4000億円)の応札が集まり、英中銀は72億ポンドを供給した。応札額、供給額とも2016年の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票前後にオペが再開されて以来最高で、需要が供給を2週続けて上回った。

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