(ブルームバーグ): 24日の米株式相場は急反発。米議会が新型コロナウイルス景気対策法案で合意間近との期待が広がり、リスク選好の動きが戻った。米国債は反落。ドル指数は11営業日ぶりの下落となった。

  S&P500種株価指数は2016年以来の安値水準から持ち直し、08年10月以来の大幅上昇を記録。ダウ工業株30種平均は1933年以来の大幅高となった。2兆ドル(約220兆円)規模の米景気対策法案は与野党間の相違点を解消する詰めの作業が議会で進み、民主党のペロシ下院議長は今日中にも合意できることを楽観していると話した。

  S&P500種株価指数が前日比9.4%高の2447.33。ダウ工業株30種平均は2112.98ドル(11.4%)高の20704.91ドル。ナスダック総合指数は8.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.85%。

  フランクリン・テンプルトンの株式責任者、スティーブン・ドーバー氏は電話インタビューで「米国株は、この壮大な財政刺激パッケージが実現して政治状況に一定の確実性が得られる可能性に反応している」と指摘した。

  ナットウェスト・マーケッツの戦略責任者、ジェームズ・マコーミック氏は「センチメントは改善したが、これを転換点と呼ぶのは現時点では言い過ぎだ」とコメント。「むしろ綱引きのようなものだ。政策バズーカは整っているが、それは非常に弱い経済指標や、新型コロナ関連データが示す憂慮すべき傾向との闘いになる」とし、リスク資産に対して同社は現時点でより中立的だと話した。

  為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対し下落。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は11営業日ぶりの下げとなった。ドル指数は0.7%低下。ドルは対円では横ばいの1ドル=111円22銭。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。世界的な供給過剰への懸念は根強いものの、大型の米景気対策法案を巡る期待から他のリスク資産と同様に買われた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は65セント(2.8%)高い1バレル=24.01ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は0.4%上昇し27.15ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日続伸。米議会が大型の景気対策法案で近く合意するとの期待が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は5.8%高の1オンス=1663.30ドルで終了。4日間の上昇率は約13%と、2008年9月以来最大。

USD Falls as Congress Debates Stimulus; Stocks Rise: Inside G-10(抜粋)

Oil Rides U.S. Risk Rally Though Worries Over Global Glut Linger(抜粋)

Gold Has Best Four Days Since 2008; Copper and Miners Surge(抜粋)

(第4段落以降に市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)

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