(ブルームバーグ): 24日の米株式市場でスポーツウエアメーカーのナイキの株価が時間外取引で大きく上昇した。 2019年12月−20年2月(第3四半期)の売上高が電子商取引の伸びに支えられ、アナリスト予想を上回った。

  発表資料によると、12−2月の売上高は101億ドル(約1兆1200億円)。アナリスト予想は96億ドルだった。1株利益は53セントで、アナリスト予想に一致した。

  全世界で多くの人々がさまざまな形で封鎖状態に置かれる状況下で、ナイキは実店舗からインターネットへの顧客誘導を加速する機会を得たと考えられる。ナイキにとって既に主要な優先事項だった電子商取引の分野での売り上げは前年度に35%増の38億ドルだったが、12−2月はさらに加速し、36%の伸びを示した。

  今回の決算は期間が2月までのため、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による影響の全貌は示されていない。同社は2月初め、新型コロナが自社事業に「多大な」影響を与えるだろうと説明。中国では一時、ナイキ製品を販売する店舗の75%が休業していた。その後、店舗は再開に動いている。

  ナイキの株価は時間外取引で一時8.4%高の78.38ドル。24日終値までの時点で今年28%余り下落している。

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