(ブルームバーグ): 米富豪実業家のティルマン・ファティータ氏は、政府が課した営業停止措置などによる経済的打撃を抑えるため、自身が経営するカジノやホテル、レストランなどで約4万人を一時解雇せざるを得なかったと語った。

  カジノ「ゴールデン・ナゲット」や多数のレストランを保有する同氏は当局に対し、経済的な大惨事を避けるため向こう数週間以内で限定的な事業再開を認めるよう求めている。

  ファティータ氏は24日のブルームバーグとのインタビューで「営業停止措置は良いことだと思うが、数週間もすれば人々は一緒にいることが必要になる」とコメント。「さもなければ、われわれは抜け出すのに何年もかかる経済危機に陥ることになる」と語った。

  同氏の保有する企業では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて従業員の約7割を一時解雇した。

  現在、同氏のカジノは営業停止が命じられており、テイクアウトのみの営業となっているレストランは稼ぎが通常の4−5%にまで落ち込んでるという。

  米プロバスケットボール協会 (NBA)ヒューストン・ロケッツのオーナーでもある同氏は「基本的に何のビジネスもしていない」と語り、「全ての従業員を再雇用したい。これは多くの勤労者世帯にとってかなりの苦難だが、われわれは生き残らなくてはならならず、そうでなければ会社がなくなる」と述べた。

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