(ブルームバーグ): トランプ米政権はサウジアラビアとロシアが原油価格戦争に突入し、国際相場が約20年ぶりの安値となる状況を受け、サウジに対し、過去最大の日量1230万バレルを4月以降市場に供給する計画を思いとどまるよう圧力をかけている。

  事情に詳しい関係者によれば、米国は3月初めの急落前の水準に原油価格を戻すためサウジに協力を求めているという。

  ポンペオ米国務長官は25日、20カ国・地域(G20)首脳が26日に開催するテレビ会議に先立ち、議長国であるサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(MBS)と会談。これまでで最も直接的な介入に動いた。

  国務省の発表によれば、ポンペオ氏は「世界が深刻な経済不安に直面する今、サウジにはG20の議長国、エネルギー生産国の重要なリーダーとして真価を発揮し、国際エネルギー・金融市場を安定させる現実の機会が与えられている」と強調したという。

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