(ブルームバーグ): 25日の欧州株は続伸。2営業日としては2008年10月以来の大幅高となった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響に対応するため各国政府が打ち出した刺激策への楽観があらためて広がった。

  ストックス欧州600指数は3.1%上昇。前日からの上昇率は12%となった。米国からドイツまで各国が救済策を発表し、安心感が広がったことも寄与した。同指数を構成する19業種はいずれも上昇。エネルギーや旅行・レジャー関連株が上げをけん引した。  

  米銀モルガン・スタンレーの欧州株式チーフストラテジスト、グレアム・セッカー氏はブルームバーグTVで、「古くから政策当局者がパニックに陥り始めたら、投資家のパニックは終わると言われている」と発言。「この先さらに不安定な日々もあるだろう。しかし最終的なところ、われわれが目にしてきた政策対応は、世界各国で非常に大規模かつ広範にわたる内容だったことから、ボラティリティーの低下や相場安定につながっており、実際に十分な下支え要因となっている」と述べた。

  この日のエネルギー株は6.5%高、旅行・レジャー関連株は5.7%値上がりした。

  欧州債市場では中核国の長期債を中心に売られた。欧州中央銀行(ECB)当局者が必要に応じて国債購入プログラム「アウトライト・マネタリー・トランザクション(OMT)」を稼働することを広く支持していると、関係者が語ったことが手掛かりとなった。OMTが導入されれば、ECBは加盟国の国債をほぼ無制限に購入することが可能になる。

  イタリア債は変わらず。周辺国債のパフォーマンスを下回った。

  ドイツ債はベアスティープ化。英国債は上昇。イングランド銀行(英中央銀行)は緊急措置として量的緩和(QE)プログラムを拡大している。

  ドイツ10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.26%、フランス10年債利回りは2bp上げて0.21%、イタリア10年債利回りは2bp下げて1.54%。

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