(ブルームバーグ): 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が世界経済の混乱を招いている今年は、金融業界全体のボーナスが40%以上減少する可能性がある。報酬コンサルタント会社、ジョンソン・アソシエイツのマネジングディレクター、アラン・ジョンソン氏が指摘した。

  世界的なリセッション(景気後退)が迫っていることや、より広範な業界再編の動きで「パーフェクトストーム(悪いことが同時に起きる破滅的状況)」が具現化しつつあるとジョンソン氏は述べた。

  同氏は25日のインタビューで「今年は報酬面で極めて厳しい1年になるだろう」とし、「これはおよそ10年ごとに見られるシステムへの衝撃だ」と話した。

  新型コロナの影響によって信用の利用可能性が様変わりし、株式市場は混乱に陥り、企業の営業停止や住民の自宅待機を背景とした個人消費の減少は金融機関などの企業に打撃を与えている。

  銀行はこの「影響をまともに受けており」、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社は「大きな打撃を被るだろう」とジョンソン氏は指摘。さらに、投資家はヘッジファンドに「嫌気が差すようになり」、資産運用会社も痛みを感じるだろうと付け加えた。

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