(ブルームバーグ): 中国経済が2月の低迷から持ち直しつつある兆しが早めに発表される指標で示されている。ただ回復の強さは他国の経済情勢に左右される。

  中国政府が新型コロナウイルス感染拡大を封じ込めるため一部地域を封鎖したことから、2月の経済統計は記録的な落ち込みとなった。ただ今は新たな国内感染例はゼロもしくは極めて少ない状況が1週間余り続き、仕事も再開され、企業の見通しも明るくなりつつある。

  ブルームバーグが追跡している8つの指標をまとめた指数は今月、過去最低から回復。 同指数は2月終盤の数日間に当初記録した水準よりさらに落ち込んでいた。景気底入れの可能性が示唆される一方で、活動の弱さも裏付けられた。

  英銀スタンダードチャータードの調査では、中国中小企業の景況感は2月に過去最低だったが3月には回復を示した。ただ新規受注と生産は縮小し、基調的なデータはまだ暗い。 

  同行によれば、生産は引き続き混乱に直面しており、4−6月(第2四半期)にならなければ拡大は始まらない見込み。設備稼働率は2月の42%から52%とわずかに上昇しただけだという。

  申嵐、丁爽両氏はリポートで、「製造業は今月、勢いを得て拡大を再開したが、他の全ての産業は縮小が続いた」と説明。「感染拡大の再発阻止を狙ったウイルス封じ込め措置による操業中断はビジネスを損ね続けている」とコメントした。

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