(ブルームバーグ): 大手米銀のJPモルガン・チェースは、第1四半期(1−3月)と第2四半期(4−6月)の米経済成長見通しを引き下げた。この1週間に講じられた新型コロナウイルス封じ込め策や景気対策の影響を考慮した。

  米国担当チーフエコノミストのマイケル・フェロリ氏とアナリストのジェシー・エジャートン氏は、「当社が先週に成長見通しを下方修正した際には、過度に悲観的だと広く受けとめられた」とリポートで指摘。「今となっては、幾分か楽観的にみえる。状況はそういうペースで展開している」と記した。

  両氏は1−3月の実質国内総生産(GDP)予想を、年率10%減に下方修正。従来予想は4%減だった。4−6月については、25%減と歴史的な大幅縮小を見込んでいる。従来予想は14%減。

  急激な景気縮小の背景として、「外出制限や禁止措置が各地で広がり、経済活動低下の範囲が拡大した」と両氏は説明。連邦政府の景気刺激策は「収入減の一部を補うにすぎず」、ローンはビジネスセクターの債務負担を増やすことになると分析している。

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