(ブルームバーグ): トランプ米政権は、戦略石油備蓄(SPR)を最大限に増やすことを目的とした原油購入の提示を取り下げた。直近の大型景気対策法案に財源措置が盛り込まれなかったため。エネルギー省は、SPR向けに米国産原油を7700万バレル購入するとした3月19日の提示を撤回すると25日付で発表した。

  同省のシェイリン・ハインズ報道官は電子メールで「米国のエネルギー業界はわが国経済の主要な原動力だが、新型コロナウイルス感染症(COVID19)と国際市場での操作から大きな打撃を受けている」としたうえで、「エネルギー長官は、大統領の要請に対する財源のできるだけ早い確保で政権に協力するよう、議会に求める」と言明した。

  エネルギー省は資金繰りのめどが付いた場合には購入を再度提示する考えだと、発表文で明らかにした。

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