(ブルームバーグ): 米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)は新型車プログラムを凍結し、ホワイトカラー社員の報酬の一部について支払いを先送りする。新型コロナウイルスの感染拡大で同社工場の多くが稼働停止となる状況にあって、手元現金を温存するのが狙い。

  GMの社内メモについてブルームバーグ・ニュースが受けた説明によると、4月1日から10−12月(第4四半期)または2021年1−3月(第1四半期)まで固定給従業員の報酬のうち20%について支給を遅らせる。経営陣の報酬は最大10%カットされ、現金報酬の20%が先送りとなる。さらに同社は工場勤務の技術者を中心とする6500人の従業員について、報酬の75%を保証して生産再開まで自宅待機とする。

  GMは北米工場の稼働を先週停止してからバランスシートの強化に動いているが、今回の措置は多額の手元現金を保持するのに役立つ見通し。今週には手元現金を倍増させるため信用枠から160億ドル(約1兆7400億円)を引き出した。

  GMの広報担当ジム・ケーン氏は電子メールで「GMの事業とバランスシートは新型コロナの感染拡大前はかなり強固だった。われわれが講じる措置は、今回の危機が収まった後にGMができるだけ迅速に勢いを取り戻すことにつながるだろう」とコメントした。

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