(ブルームバーグ): キリンホールディングス(HD)は27日、定時株主総会を開き、株主である英投資ファンド、インディペンデント・フランチャイズ・パートナーズ(FP)が提案していた6000億円規模の自社株買いやファンドが選んだ社外取締役候補の選任などの議案をすべて否決した。

  一方、会社側提案の5議案はすべて可決された。今回の株主総会では、議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)やグラスルイスが一部FPの提案を支持し、キリン提案の一部取締役の選任に反対を表明していた。

  キリンの磯崎功典社長は総会後の会見で、「当社の中長期戦略について多くの株主から理解を受けた結果だと思っている」とコメント。「コーポレートガバナンスコードを常に念頭に入れ、マネジメント体制の改革を進めることができた」と述べた。

  キリンによると、FPによる自社株買いの提案についての支持は8%だった。新型コロナウイルス感染が拡大する中、今年の総会の参加者は475人と昨年の851人を大幅に下回った。

(キリン社長のコメントなどを追加して更新します)

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