(ブルームバーグ): 4月第1週(3月30−4月3日)の債券市場では長期金利が低下すると予想されている。日本銀行が金利の大幅な上昇を抑制する姿勢を明確にしている中、年度初めの利回り狙いの買いが入るとの見方が出ている。

市場参加者の見方

◎auじぶん銀行の山下周チーフエコノミスト

日銀が金利の大幅な上昇を抑制する姿勢を鮮明にしており、金利上昇方向の懸念は強くない期初は例年、外債と日本国債を両にらみの投資家も多いが、海外金利が大きく低下しているため利回り狙いの資金が国債に向かいやすい強いドル需要がはく落し為替がドル安・円高の方向に向かっていることも支援材料グローバルに各市場のボラティリティーが高い状態が続いているので、どんどん買っていく流れにはならない長期金利の予想レンジはマイナス0.04%〜プラス0.03%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

金融市場の安定に向けた日銀の姿勢に支えられ相場は底堅く推移しよう国内でも新型コロナの感染拡大が懸念されており、利回りが大きく上昇する経済環境ではないだろう国債入札は2年債と10年債が予定されている。2年国債には安全資産需要が見込まれ、プラス利回りの10年国債には押し目買いが予想されることから、いずれの入札も無難に消化されよう財政支出の拡大が警戒され、上値追いには慎重な姿勢が続こう長期金利の予想レンジはマイナス0.02%〜プラス0.04%

国債入札予定

主な材料

31日:2月の完全失業率、有効求人倍率、鉱工業生産指数1日:日銀の企業短期経済観測調査(短観)

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