(ブルームバーグ): 世界の大手ヘッジファンドの運用成績がマイナスになる中、新型コロナウイルス感染の最初の中心地である中国湖北省の運用者は難局を切り抜けている。

  湖北省は1月下旬から封鎖措置を実施しているが、同省に拠点を置くファンドの2月のリターンは平均プラス1.9%となった。コンサルティング会社の深圳市排排網投資管理が集計したデータで示された。

  これは中国全土のヘッジファンドの平均であるプラス2%とほぼ同水準で、ベンチマークの上海総合指数の3.2%下落を大幅に上回った。

  湖北省の成績上位の運用者は30%を超えるプラスのリターンを記録。全体の80%近くがプラスの運用成績を確保した。

  湖北省のすべての資産運用者は2月中、自宅のパソコン(PC)から取引していた。コンプライアンス上の理由から携帯電話で取引の様子を動画撮影する人もいたほか、ソーシャルメディアの微信(ウィーチャット)で相場の動きが分析された。

  「インターネット接続は確かに遅くなったが、取引自体への影響はそれほど大きくなかった」と、武漢市に拠点を置くヘッジファンド、フェンホン・アセット・マネジメントのワン・ジエ最高投資責任者(CIO)は語った。

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