(ブルームバーグ): 世界最大の自動車メーカー、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は29日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がもたらした危機により前例のない打撃を受けていると警告した。

  フランク・ウィッター最高財務責任者(CFO)は発表資料で、VWグループは「前例のない危機」を乗り切ろうとしており、「コスト削減と流動性確保のため多数の対策を講じており、財務的には引き続き強固だ」とコメントした。

  研究調査と設備投資への支出の割合が高まる中で、現在の危機が「競争激化」や商品価格・外国為替相場の不安定さにつながり得るともVWは警戒感を示した。

  VWの1−3月(第1四半期)営業利益は81%減の9億ユーロ(約1040億円)と、16日発表の暫定集計に沿った水準となった。1−3月期後の純流動性は178億ユーロ。

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