(ブルームバーグ): ポンペオ米国務長官は、世界に広まった新型コロナウイルスの発生源について中国は情報を隠しており、世界に脅威を及ぼしていると非難した。

  ポンペオ氏は29日のテレビ取材で、新型コロナを巡り米中で続く非難合戦をさらにエスカレートさせた。トランプ大統領の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問も、トランプ氏はウイルスの発生源を調査するよう指示を出しており、感染拡大の責任を取らせる意向だと表明した。

  ポンペオ氏はFOXニュースとのインタビューで中国政府を繰り返し批判し、「中国共産党は今や、世界に対してこのパンデミック(世界的大流行)がどうやって中国から世界各地に広がり、世界経済にこれほど打撃を引き起こしたのか説明する責任がある」と言明し、「米国は彼らに責任を取ってもらう必要がある」と述べた。

  中国中央テレビ(CCTV)は29日夜のニュース番組で、新型コロナウイルス感染症(COVID19)に関する米国のデータには透明性と正確性に疑問があると伝えた。CCTVはここ数日、ポンペオ氏が「人類共通の敵となり、人としての最低限をも踏み破った」と酷評していた。

  クシュナー氏は同日朝の別のFOXニュースの番組で「トランプ氏はチームに対し、何が起きたのか、どのように新型コロナが米国に持ち込まれたのか非常に慎重に調査するよう伝え、問題を起こした人物に責任を取らせるために必要な行動は何でもとる意向だと明確にした」と述べた。

©2020 Bloomberg L.P.