(ブルームバーグ): ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手、米フェイスブックの2020年1−3月(第1四半期)売上高は前年同期比で18%増加し、市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大が企業のマーケティング予算に影響を及ぼす前の段階では、広告需要が旺盛だったことが示された。同社は4月の最初の数週間も事業は安定していると説明、株価は急伸した。

  29日の発表によれば、1−3月期売上高は177億ドル(約1兆8900億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は173億ドルだった。同四半期には、新型コロナの感染拡大に対応し制限措置が取られた後の数週間が含まれる。

  この日の米株式市場時間外で、フェイスブック株は一時10%強の上昇となった。通常取引終値は6.2%高の194.19ドル。

  フェイスブックは先月24日、同社の広告事業が悪化していることを明らかにしていた。同社は29日、業績見通しは示さなかったものの、4月1−3週の売上高は前年同期とほぼ同水準だったと発表資料で説明。「当初、3月には広告収入が急減したものの、安定化の兆候が見られる」とした。

  多くの人が外出を控え、ネットで情報や娯楽を探していることから、フェイスブックのサービス利用は大幅に増えている。同社によれば、インスタグラムやワッツアップなど全ての同社アプリの3月の1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は平均23億6000万人と、昨年12月の22億6000万人を上回った。SNSに限っても、DAUは17億3000万人と、12月の16億6000万人から伸びた。

  ただ、新型コロナの影響で利用が多い音声通話やメッセージなどの多くは同社の主要な収益源ではないため、利用者が増えてもこれまでの四半期ほど業績改善につながらない見込み。

(4段落目以降にユーザー数などを追加して更新します)

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