(ブルームバーグ): 中国の製造業活動を測る4月の政府の指数は前月から低下した。新型コロナウイルス感染拡大が世界の需要に打撃となる中で、低迷した1−3月(第1四半期)からの回復が遅れることを示唆している。

  国家統計局が30日発表した4月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.8。3月の52から低下した。ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は51だった。一方、4月の非製造業PMIは53.2に上昇。予想は52.5だった。

  コメルツ銀行の新興国市場担当シニアエコノミスト、周浩氏(シンガポール在勤)は「インフラ支出の拡大で内需は良さそうだが、輸出に対する逆風は明らかに強まっており、製造業は2つに分岐している」と指摘。成長エンジンである製造業は「より内需頼みに当面ならざるを得ない」とコメントした。

  国家統計局は声明で、「一部の製造業者は新規輸出契約が急減し、既存の注文も幾つか取り消されたと報告している」と説明した。

  4月の新規輸出受注指数は33.5に低下する一方、非製造業の建設関連指数は1月の水準まで回復した。

(市場関係者のコメントなどを追加し更新します)

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