(ブルームバーグ): 米鉄鋼大手のUSスチールは新型コロナウイルス危機への対応で高炉の大半の稼働を休止しているのに伴い、従業員約2700人をレイオフする計画だ。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が米国のブルーカラー労働者に与える痛みを示す例だ。

  4月30日の当局への届け出によると、USスチールは従業員6500人に対しレイオフ計画の通知を送ったが、実際に影響を受けるのは約2700人の見込みだという。昨年12月31日時点の従業員数は2万7500人。

  米国内のUSスチールの高炉10基のうち現在7基が稼働休止となっている。同社は設備投資を削減し、回転信用枠で借り入れを増やしてきた。同日発表の1−3月(第1四半期)の決算によると、調整後1株当たり損失は73セント。アナリスト予想平均は85セントの損失だった。

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