(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)は、今年のユーロ圏の域内総生産(GDP)が最大で12%縮小する可能性があると予測した。新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込める措置が影響する。

  ECBは1日、事前公表した5月の経済報告で、「ユーロ圏の実質GDPは短期的に急激に落ち込む見通しだが、効果的な封じ込め措置はその後の堅調な回復を確保するためには欠かせない」との見解を示した。

  報告の中で、ECBは新型コロナの影響が軽度、中度、重度の3つのシナリオを想定。それぞれについて、今年の域内実質GDPを約5%減、8%減、12%減と予想した。

  重度のシナリオでは、4−6月(第2四半期)に成長率がマイナス15%前後にまで沈んだ後、7−9月はプラス6%前後、10−12月は同3%と不完全な回復が続き、実質GDPは2022年末まで19年末時点の水準を大きく下回り続けるとみている。

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