(ブルームバーグ): 世界の新型コロナウイルス感染症(COVID19)による死者数は25万人を突破した。しかし、新型コロナの感染拡大の中心地である米国では、ニューヨーク州の4日の新規感染者が3月中旬以来最も少なくなり、カリフォルニア州は8日から一部店舗の営業再開を認めるなど、明るい兆しが見られる。

  トランプ米大統領は4日、米国の新型コロナによる死者数が自身の予測を上回る可能性が高いと認める一方で、一部の州は制限緩和に向け「十分に素早く動いていない」と不満をあらわにした。

トランプ米大統領、経済再開促す−再選狙い過大な約束も

  トランプ大統領は新型コロナの発生源が中国湖北省・武漢市の研究所であることを示す証拠があると述べ、中国は過ちを隠そうとしたと指摘。同研究所に関する報告書を公表すると表明した。

新型コロナの起源は武漢の研究所と米国務長官−トランプ氏も批判 (1)

  オランダのユトレヒト大学は、新型コロナウイルスを阻害・中和できるモノクローナル抗体を作ることに成功した。まだ初期の段階だがCOVID19治療とパンデミック(世界的な大流行)抑制への一歩として有望視される。

新型コロナ、オランダの大学がモノクローナル抗体の作成に成功

  米国立衛生研究所(NIH)は4日、子どもが新型コロナによってどのような影響を受けたかを調べるため、数千人の子どもとその家族を対象に6カ月間の追跡調査を行うと発表した。

  欧州で新型コロナの流行が最も深刻な国が、感染者の増加ペースが鈍化する中、制限緩和に動いている。しかしイタリアのコンテ首相は緩和に慎重過ぎるとして経済界や政界から批判されている。スペインは4日、ロックダウン(都市封鎖)の段階的緩和を開始した。

  米国の感染者数は4日、2%増加し、117万人となった。増加率はこの1週間の平均の2.6%を下回った。米ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データで明らかになった。

  同集計データによると、世界の新型コロナ感染者は350万人を超えた。

  米国では6月までに新型コロナウイルスによる1日当たりの死者数が2500人、感染者数が20万人程度にそれぞれ増えるとの予測が政府文書で示された。ただホワイトハウスは、これは「米疾病対策センター(CDC)の内部文書」だとして関与を否定。

米コロナ感染・死者数急増予測の政府文書、ホワイトハウスは関与否定

  世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬レムデシビルについて、新型コロナ治療薬としての使用に明るい兆しが見えていると述べた。WHOはレムデシビルの供給を拡大させる場合の方法について、ギリアドおよび米政府と協議する計画。  

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