(ブルームバーグ): ヘッジファンド運用者デービッド・アインホーン氏は、5年続けた米ゼネラル・モーターズ投資を「失望」を理由に引き揚げた。グリーンライト・キャピタルを率いる同氏はまた、電気自動車メーカーのテスラに対する批判も繰り返した。

  アインホーン氏は1日付の投資家向け書簡で、新型コロナウイルス感染拡大の影響でGMが年内に最低限の自社株買いを実施する可能性もなくなったとして、同社への投資をグリーンライトが解消したと説明。40日間に及んだ昨年のストライキのせいで本来なら生み出せたはずのキャッシュフローの大半が奪われたと指摘した。

  GM株は1日の米市場で前日比6.2%安で取引終了。年初来では43%安。

  アインホーン氏はグリーンライトがショート(売り持ち)としているテスラ株については、損失は限定的だと説明。前日に続き、同社の売掛金に疑問を投げ掛けた。

テスラ株下落−会計慣行巡りアインホーン氏がマスク氏に疑問呈する

  また、テスラが役員賠償責任保険を2019−20年分は更新せず、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がこの部分を1年間請け負うことで合意したとする4月28日の届け出について、同社取締役会を批判。マスク氏の行動を抑制する上で取締役会の能力を損ねる取り決めだと主張した。

  アインホーン氏が書簡送付後、マスク氏は同社の株価は高過ぎるなどとツイート。株価は1日、10%安で取引を終了した。マスク氏はその後、長期的にテスラに楽観的ともツイッターに投稿した。

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