(ブルームバーグ): 米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、新型コロナウイルスの感染拡大が米国の生産性に長期にわたり悪影響を及ぼす恐れがあると指摘。それを回避するためには、新型コロナと共に生きるという現実に適応していく必要があるとの認識を示した。

  バーキン総裁は4日、リッチモンド連銀のウェブサイトにブログを掲載。「生産性の向上は、その多くが投資を通じてもたらされる。だが債務の増加や銀行の融資能力低下、信頼感の落ち込みにより、投資に大きな打撃が及ぶのは確実だろう」と指摘。「より小規模で生産性の低い労働力では、結果として経済もより小さくなり、将来の展望も暗くなる」と加えた。

  その上で総裁は、そうした状況を回避するために米国が取り得る手段について説明。新型コロナ危機で解雇された低スキルのサービス業労働者を対象とした雇用再訓練のほか、小売店でのセルフレジや遠隔医療、オンライン教育といった分野で、生産性向上のために資金を投じることを挙げた。

  バーキン総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で議決権を持たない。

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