(ブルームバーグ): 米シカゴ連銀のエバンス総裁は、新型コロナウイルス関連の外出規制命令の緩和を開始する決定が最近下されたが、これは高いリスクを伴うかもしれないとの見方を示した。

  エバンス総裁は5日、電話記者会見で「私の考えでは、外出制限政策の緩和はかなり高いリスクを伴う大胆な決定だ」と語った。米国の一部の州は新型コロナの感染拡大リスクにもかかわらず経済活動再開に踏み切っており、その是非を巡る政治色の濃い議論が活発化している。

  同総裁は米失業率について、4月は急上昇して2桁になるとの予想を示した。

  また、年末時点の失業率が9%近辺にとどまるという民間の経済予測専門家の「基本シナリオ」に言及し、実際はそれよりはるかに悪くなる恐れもあると指摘。「例えば感染拡大の第2波があれば、3月のような事業閉鎖がまた必要になる可能性」があり、「あるいは経営破綻がより大規模かつ広範囲に及んで、雇用や取引関係のさらなる崩壊につながることも考えられる」と述べた。

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